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脳力開発は人間学であり行動科学です(67)

 戦略は、組織を構成する社員の一人一人にしっかりとしみ通り、全員が理解して行動しなければなりません。戦略を実現するための行動、すなわち戦術は一人一人が考えて実行していくのです。分かりにくい戦略(らしきもの)ではそこに至らないのです。戦術は戦略に従属するものですから、戦略から外れてはいけません。つまり戦術策定する際には、戦略がそT_img_1601c の是非の判断基準にもなるわけです。そうやって自分が組み立てた戦術であれば、社員は進んでその実行に当たることでしょう。

 逆説的にいえば、一人一人にまでしみ通り、徹底しなければ戦略とは言えませんから、簡単明瞭で誰にでもすぐに分かるものが望ましいわけです。表現ばかりが立派でも、難しい文句を並べたり、くどくどしいものであってはならないのです。今年の夏頃だったか、とある会社の社長から相談があるのでと言われて出かけました。お会いすると、「新しい店を出していきたいが、資金的な裏付けが厳しい。しかも新しい人も採用するので経費が膨れる。どうしたらいいだろう」という相談でした。

 そこでまず「戦略は企業の発展ですか、それとも現状維持ですか」とお尋ねしました。そうすると怪訝な顔をして、「そりゃあもちろん発展ですよ」とおっしゃる。自明の理ではないですかと言わんばかりなのですが、それなら何を悩むのでしょう。戦略が決まれば、具体的な戦術を決めて障害になりそうなモノをクリアしていく、それが当たり前だと思うのですが。戦術は、事実と計算で成り立ちます。現状をしっかり分析して、やれることと困難なことをまず分け、後者に打つ手を組み立てていくのです。

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