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カタチが揃うと心が揃う

その昔、すなわち経営というものに携わる前は、企画開発という仕事をしていました。学校制服という分野でしたが、その時に「スクール・アイデンティティ」という表現をつくり、その学校の理念や校風に合わせた制服づくりを提案していました。

「スクール・アイデンティティ」という言葉、業界の中ではおそらく最初に使い出したと自負していますが、意匠登録などという発想がなかったので、その後同業各社とも一斉に使われ出しました。もちろん、今さら「オレが最初だ」などという気はありませんが。
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その時に分かりやすい表現として、『心をカタチに』をキャッチフレーズとしました。これも、当時顧問であったコンサルタントの先生との合作です。これは逆説的に言えば、心を合わせるにはカタチから入る、形を合わせるのが近道だということです。

倫理法人会では、モーニングセミナーの時に「万人幸福の栞」を唱和し、輪読します。会員企業の中には朝礼で、「職場の教養」のその日のページを輪続、あるいは読み合わせをされているところもありますが、時に声が揃わない場面に出くわします。

どうして声が揃わないんだろう、何かいい方法はないですかとある社長から問われました。その時に思い出したのが「心をカタチに」という言葉、そして形をまず整えることが一番ではないかと思いつき、提案しました。一つは、本(小冊子)を両手で持ち、顔の前すなわち目線に合わせる。読み終わったら左手にキチンと持っておく。

これを全員で揃えてやれば、声も次第に揃ってきます。早い会社だと、翌週に伺うともう完璧にできていたという事例もあります。

朝礼でそれができると、日常の業務の中でも同じことが起こっていきます。気が付かない内に次々に改善が自然に起こり、職場の雰囲気まで浄化されている。

ウソだと思ったら一度試みてみて下さい。カタチから心へ、カタチが揃うと心が揃います。

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