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脳力開発は人間学であり行動科学です(64)

戦術の誤りは戦略を台無しにする
 国家的な、ちょっと大きなテーマを、戦略と戦術の両面から見てきましたが、大きなことも小さなことも基本は同じです。戦略は根本的な目的、あるいは方向性ということであり、それは人生でも仕事でも全てに通じるものです。戦略達成のためには、きめ細かな戦術が欠かT__2 せません。 戦術は、戦略を達成するための手段や方法、あるいは道具を駆使することですから、ある意味無数の中から選ぶことができます。よって、千術とか選術とも言い換えられます。

 戦術が組み立てられていない戦略は単なる空想であり、机上の空論を並び立てているに過ぎません。戦術行動がなければ戦略の達成はないからです。その逆に戦略が決まらないままに、戦術だけが一人歩きするのも意味がありません。戦術の誤りは戦略を台無しにするという話をしましょう。こういう例は歴史の中にいくつもありますが、代表的な事例は中国・三国志時代の関羽です。当時まだ独立した国を持たなかった劉備は、荊州を拠点にしていました。

 そしていよいよ蜀を攻めるべく出陣するのですが、当初は順調にいかないばかりか、軍師であった龐統(ほうとう)が戦死してしまいます。そこで劉備は諸葛孔明に応援出陣を命じ、孔明は荊州の守りを関羽に託すのです。その際に孔明は、とにかく全力を挙げてがんばるという関羽に対し、それではダメだと一つの戦略を示すのです。その戦略は、「東は孫権と和し、北は曹操に当たる」というものでした。呉とは争わず、魏に対し兵力を集中せよというわけです。

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