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脳力開発は人間学であり行動科学です(56)

 信長は、攻めてくる今川義元に対して「戦う」という戦略を打ち出します。しかも城を出て戦うという選択をします。清洲城は平地の真ん中にあって攻めるに易く、また籠城戦を選択しても3万の大軍に取り囲まれては、数日しか保たないでしょう。戦略を決めましたから、宿Photo 将たちが集まって戦術についてあれこれ言うのには、一向に耳を貸しません。ただひたすら、義元の本軍がどのように動いてくるかという情報収集に、気を配っていたとも言いますが、きっとそうであったのだと思います。

 そして義元が尾張国内の沓掛城を出たという知らせが入ると、間髪を入れずに行動に移ります。「敦盛」の一節を舞ってから、湯漬けをかき込んで城を飛び出す。最も有名なシーンではありますが、そこからの戦術はきめ細かく定められていたはずです。信長の桶狭間の例にあるように、まず大胆に戦略を決めるのです。その戦略目標に行きつくための戦術プロセスは、しっかりときめ細かに積み上げていきます。企業経営でも、人生の生き方としても、この基本は常に当てはまります。

 もちろん、戦術プロセスは必ずしも当初の思い通りになるとは限りません。そこで、情況判断を的確に行って、一つ一つ細かに修正を加えながら、前進していくことになります。情況判断には事実認識が欠かせず、勇気や根気も必要だということになるでしょう。例えば義元の本陣がどこにあったのかは、最後まで実は分からなかったのだとも言います。遭遇戦の直前になって分かるという状況だったのかも知れませんが、その事実を知った時にもどう戦うかの判断を正しく行う。これによって勝利という結果を得たわけです。

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