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脳力開発は人間学であり行動科学です(52)

 城野宏先生は、ある本の中に「戦略と戦術という二つの作用を意識的に区別し、駆使できるようになれば、脳の活動力は十分に発揮されてくる。いつも私が、そうなれば10倍くらいの力はすぐ発揮できるようになると言っているのは、この意味である」と書いています。この10Photo 倍の意味は、同じ時間に10人でやっていた仕事を一人で片付けられるようになるということ。あるいは10時間でやっていた仕事を、同じ人が1時間でやり遂げることができるようになる、そういうことなのだそうです。

 何はともあれ、戦略を決めなければ脳は動いてくれません。脳に記憶している知識や体験は、どれも戦術であり手段や方法、道具です。そういう過去の記憶を思い出すことはできますが、それを何のために使うのかが決まっていないと、思い出しても無駄骨です。戦略を決めなければ脳は動いてくれない、何度も繰り返しますが重要なポイントです。様々な戦術つまり手段・方法について、過去の体験記憶や知識は思い出すことができますが、戦略が決まっていないと、その戦略目標達成の方向にもっていくということができません。

 大阪から東京へ行く、そういう戦略を決めて初めて、東京へ行くための交通手段や路線などの記憶を思い出し、その中から現在の状況や具体的な目的に合うものを選び出すことができるのです。戦術だけをあさりまくってもダメなのです。単に「行こうか」というだけでは、雑然と記憶の中の交通手段や路線を出してきても、東京とは結びつきません。飛行機が一番速いからという理由づけをして、目の前の飛行機に乗ったら、気が付いたら札幌に着いていたなどということになりかねません。

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