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脳力開発は人間学であり行動科学です(51)

 人に情報ありといいます。情報過多の時代、情報が勝手に飛び回っているような印象を持ちますが、情報は誰かが発信しているのであり、最も確実に正確な情報を得るにはその人に会い、例えば成功企業を直に訪ねてみることです。ところがこんな方がおられます。せっPhoto かく情報を得に人に会いに行きながら、先方の話は少し聞いただけで、とうとうと自分の話を語り続けるという方です。それは自分の事績であったり、書物やネットで得たような情報なのですが、次から次へとまくし立てるのです。

 これは老人性饒舌症(名付け親は城野宏先生)とも言い、老人だけでなく若い人でもかかりやすい症状です。自分(の成功事例など)を語りすぎる人は、他の人からの新しい情報が入ってくるのを閉ざしてしまう傾向にあるようです。企業の中にも、時おり老人性饒舌症の方を見かけます。それが社長とか経営の意思決定をされる方である場合は、いささか大変です。例えば会議で独演会をやっている社長、朝礼などでくどくど、長々と持論を繰り広げられている社長、こうなると社員が不幸です。

 何しろ、老人性饒舌症にかかっている人は、他人の言葉に殆ど耳を貸さないのですから、その人たちが持っている情報を得ることができません。どこまでも持論にこだわっているということは、現状維持であるということで、現状打破には変わっていきません。それでいて、会議や朝礼の場などではしきりに、現状打破して会社を発展させようというのですから、社員は戸惑うばかりです。そういう場面に出会うと、私などは「あなたがお辞めになることが一番の特効薬です」などと言うものですから、嫌な顔をされてしまいます。

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