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喉元過ぎて熱さを忘れてしまうのですか?

平成23年3月11日から5年、そして6年目が始まりました。でも、今もなお区切りを付けられない人の多いことを、色々なカタチで思い知らされました。復興の進捗率も遅く、計画の3~4割という状況のようです。産業復興も遅れていて、元には戻れない企業はもちろん、復興を試みたものの途中で断念したところも目立ちます。

そういえば、震災直後は企業継続計画(BCPあるいはBCM)など、イザという場合の対応策などの必要性も強調されました。にわか勉強で作成を急ぎ、中にはコンサルを頼んで作ったという方もいらっしゃいました。で、それらは今もきちんとメンテナンスされ、ホントにイザの時に役立つのでしょうか。

個人生活でも危機管理が叫ばれ、避難袋や避難セットなどが飛ぶように売れたようですし、避難訓練などもかなりの頻度で実施される例もあります。しかし、その多くが「喉元過ぎれば熱さを忘れる」になってはいないでしょうか。

Photo 原発についてもそうですね。福島第一原発の壊滅、その後始末は5年経っても紆余曲折、右往左往というか、目先の手当で精一杯という感じにしか見えません。完全廃炉は2060年頃だと言いますが、それでもなお解決できてないことがらが満載です。

そんな状態でありながら、原発が再開され、政府は国を挙げて原発輸出を決めています。再開された原発が生み出す日々の「核のゴミ」処分ですら、とりあえずの状態でしかないのに、またその原発の使用期限が来て後の廃炉計画も曖昧だというのに。

そんなことは、未来の人間たちが考えればいいとでも思っているのでしょうか。私などはその頃にはこの世にいないと思いますが、そんな無責任な押しつけを子や孫たちにできません。

私の今住んでいるところも、原発(柏崎刈羽原子力発電所)から20数キロ圏内です。もちろん現在は稼働していませんが、とりあえず処理状態のゴミは大量にあります。原材料も積み上げられています。再開に向けての準備も進んでいます。しかし、避難計画を含めて危機管理が十分だとはとても言えません。

地震や津波だけとは限りません。極端な話、ミサイル攻撃や原発テロだって、可能性ゼロとは言えません。ありもしない心配と、いったい誰が保証してくれますか。

確か原発なしでも、すこしガマンが必要だとしても過ごせたのではないですか。かえって節約意識が高まって、暮らしにプラスになったのではないですか。それとも、喉元過ぎて熱さを忘れますか?

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