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脳力開発は人間学であり行動科学です(32)

 同じことを繰り返しますが、戦略を決めて初めて、どの戦術をとるかという脳細胞の作用が出てきます。右に行くのだと決めない限り、右に行く手段・方法は情報として集まらず、また実際の活動(行動)としては出てこないのです。計画達成のために素晴らしいアイディアがCpu_2 ないか、出してくれないかと社員に問いかける社長がいたとします。社長としては、社員の自主性とか能力とかに期待していると言うのです。しかし、いくらこんな風に声をかけても、なかなか名案は出てこないのではありませんか。

 つまり「素晴らしいアイディア」と言っても、抽象化した概念に過ぎないので、具体的にどういうものかは社員一人一人バラバラな受け取り方になります。最低限方向性や具体的な到達目標を示さねばならないわけで、そうしないと誰もプログラムを組めないのです。具体的な到達目標を示されると、脳みそは記憶中枢の中に蓄積された材料を動員してきて、目標に向かっていく道筋を組み立てていくことができるのです。右へ行くというのは、実は抽象的ではなく、右にある目標物たとえば建物などを意識するわけです。

 そうすると、その建物に向かって到達するための道筋を選びます。早く到達できるか安全に行けるかなどの判断も、合わせて行います。このように具体的な目標を示すことで、そこへ行きつく手段やプロセスを組み立てることができるのです。普段から名案を頭の中に溜め込んでおいても、具体的な到達目標が表れなければ、それを取り出すことはできません。多量のデータをコンピュータに溜めておいても、具体的に何を取り出すかを指示しなければ宝の持ち腐れになるのと同じです。

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