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急行なき後の特急は「特別急行」か?

来月のJRダイヤ改正で、夜行客車列車がなくなるということを書きました。もう一つ大きなものがなくなります、「急行」列車です。臨時列車として「急行」列車が設定される可能性はありますが、定期列車としては消えてしまいます。

小学生(低学年)の頃、叔母に連れられて母の実家へ行った際に乗ったのは、急行ではなく普通(鈍行)列車でした。大阪発の糸崎行き、EF58電気機関車に牽かれた10数両の客車列車で、機関車は姫路駅で蒸気機関車(C62?)に付け替えられました。兵庫岡山県境のトンネルで、窓を急いで閉めさせられたのも当時の思い出に残っています。

58_82 当時の急行はいずれも長距離列車で、まだ本数も少なく、急行料金も相対的に高かったようです。特急はまさに特別急行で、本数も停車駅も少なく、高嶺のまた高嶺でした。下車した駅は一部の急行や準急行の停車駅でしたが、その日は鈍行の旅でした。

さて、上記のように種別として準急行、急行、特急と揃っていましたが、これは当然に急行を真ん中にしての呼び方でした。急行が中心であり、それより停車駅が多く、運転区間も短いとかローカル線だとかが準急行でした。特急は、急行からもかけ離れた存在でしたね。

いずれにしても、急行があっての準急あるいは特急であるわけです。ところが3/26ダイヤ改正で、その中心たる「急行」が消えてしまうのです。となると、特急は「特別急行」といえるのでしょうか。

実際には、すでに急行がないのに特急が存在するという鉄道路線は少なくありません。急行がないのに「通勤急行」とか「快速急行」があるところも。つまりは、特急はすでに特別急行ではなく、「特急」という固有の種別となったのでしょう。京急の「快特」も、かつては快速特急の略でしたが、今は固有の種別です。

とはいえ、車内設備や快適性は「特別」急行であって欲しいなと思いませんか。一時に比べると良くなりましたが、まだまだ特急にはふさわしくない(と私が思う)車両も残っています。さらに停車駅に至っては、かつての急行どころか準急以下の特急も。

また、その昔あった多層建ての急行(特に気動車急行)のように、中心都市から地方の主要都市に乗り換えなしに行けるといった列車も、魅力があるのになと思うのです。電車と気動車の併結運転もハイブリッドカーなら、以前よりもカンタンにできそうですし、新しい魅力を持った列車の登場を願いたいものです。

そんなわけで、来月21日の出発進行!で、最後の定期急行「はまなす」が姿を消します。

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