« 急行なき後の特急は「特別急行」か? | トップページ | 真田信繁(幸村)は実は兄であった・・・かも »

脳力開発は人間学であり行動科学です(37)

Nawabari  専門家意識や資格意識とも共通した面がありますが、縄張り意識というものも企業内に存在します。私も仕事を始めた頃はいわゆる「企画屋」というスタッフ意識があり、営業部や生産部のラインメンバーへの対抗意識を強く持っていました。これは私の分野だなどと主張して、いかにもこの部分は自分の責任だという雰囲気を醸し出すのですが、これは単に他からの進入を拒否することで、我が身の安全を図ろうとしているだけで、これもまた現状維持姿勢・方向性の表れなのです。

 こういう縄張り意識が強いと、当然ですが仲間内だけの狭い情報にだけしか接し得ず、新しい、あるいは拡大されるコンビネーションには全く対処できなくなってしまいます。それでは益々孤立を深めるだけで、進歩発展にはつながっていかないのです。縄張り意識の反対に位置するのが、「謙遜のつもり」です。例えば「私はその道の専門ではないので・・・」とかいう類で、とくに意志決定者である経営トップがこういう意識で対処するのは問題です。つまりは責任を回避しているに過ぎないわけですが、自覚がありません。

 第一、専門的な知識を網羅するなどということは不可能ですし、意志決定に必要なものはそれだけではない、大局的な見方や周辺情報の総合的判断が求められます。どういう戦略方向を目指すのかを決めることが、経営トップには求められるからです。さらに最悪なのは、「私は忙しいから」という言葉です。忙しくない経営者がいるとは思えませんが、忙しいことを理由にして意志決定の先延ばしを行ったり、情報を遮断してしまうなどといったことは決してやってはいけないことです。

« 急行なき後の特急は「特別急行」か? | トップページ | 真田信繁(幸村)は実は兄であった・・・かも »

VANちゃんの脳力開発ミニ講座」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107188/63251611

この記事へのトラックバック一覧です: 脳力開発は人間学であり行動科学です(37):

« 急行なき後の特急は「特別急行」か? | トップページ | 真田信繁(幸村)は実は兄であった・・・かも »