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脳力開発は人間学であり行動科学です(22)

 再びまた脳の話に戻すことにしましょう。テーマは『行動に本心が表れる』ということです。脳力を発揮するということは、行動指令を出すことに他ならず、行動しないということは脳力を使っていないことだと書きました。それでは、人を殴っておいて「ごめん、ちょっと手がすべって」T_img_1551 とか「殴る気はなかったんだよ」などと、言い訳することはどうなのでしょうか。確かに本気ではなかったのだが、つい手が出たと言われると「まあいいか」と許してしまいますか。

 しかし、行動は脳が行動指令を出した結果なのですから、殴れという指令が出ていたことは間違いないのです。少なくとも、殴る意志の方がその人の主流を占めていたので、脳は各神経と腕の筋肉とに命令して「殴る」という行動をとったのだと言えます。「殴る」という行動は、殴らないという行動と表裏一体の関係です。あいつを殴れという意志は、殴るなという意志と、同一の事物(あいつ)に対する両面と言えます。通常の場合は、殴るなという意志が主流なので、何事も起こることなく過ぎていきます。

 ところが何かの原因で、たとえば相手の言葉に自分の意に染まない表現があったとか、それまでの不満が溜まっていてそれがピークに達したとかすると、殴れという意志が主流を占めてきて、殴るという行動となって表現されるのです。行動は思考(意志)の具体的表現なのですから、思考の主流は殴るか殴らないかのどちらかの面になります。心に殴ろうと思ったから殴れと脳指令が出たわけで、殴る直前に「殴るな」という指令が出れば寸止めになるかも知れないのです。
(写真は本文と無関係です)

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