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脳力開発は人間学であり行動科学です⑳

戦略と戦術とをハッキリ区別する
 戦略と戦術という言葉は紛らわしい、よく混同されます。というより、戦略という言葉が分かっておらずに、戦術と同意義的に使われています。巷にもナントカ戦略とかカントカ戦略とImg_1492 いう本、あるいはネット情報が氾濫していますが、それらの殆どが戦術です。戦略は「打撃の方向」とも言いますが、たとえば東京駅から「大阪に行くのか、札幌に行くのか」ということを、ハッキリ決めるということです。何人かで楽しい旅行をすると集まったら、みんなが納得し認識できる行き先を決めなければなりません。

 戦略は間違えると失敗に直結します。どこへ行くかを変更すると、手段や方法が全く違ってしまうこともあります。この手段や方法のことを戦術というのです。戦術はたくさんあって、ある意味無数にあると言ってもいいので、「千術」とも「選術」とも言っています。

 さて戦略と戦術の関係です。戦術は決定された戦略を実現するための手段や方法ですから、無数にあるのだと書きました。大事なことは戦術だけが一人歩きしてはいけない、あくまで戦略に従属するということです。大阪へ行くと決めたのに、値段が安いからと言って新潟行きの切符を買ってきても役には立ちません。あるいは名古屋まで行ったら、その先は事故で新幹線が止まっているので東京に引き返したら、大阪に行くという戦略は達成されません。

 これは難しく言いますと、戦術によって「戦略を変えてしまう」という愚かなことなのです。大阪へ行くということくらいは大したことではありませんが、国家や社会の戦略、企業の戦略あるいは人生の戦略となると、「失敗しました」では済まされなくなります。

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