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十三のションベン横丁

ションベン横丁、大阪十三(じゅうそう=淀川区)の阪急十三駅西口周辺に広がっている、赤提灯が所狭しと林立している一画でした。正式にはトミータウン(トミーは十三のシャレ読み)というのですが、近くに公共トイレ施設がなく、酔っ払った客が軒塀に立ち小便をしていたことから、この名がついたとか。

戦争で駅周辺は焼け野原になっていたのが、戦後闇市や飯屋が建ち並び、やがて大衆酒場やホルモン焼き店などおよそ50店くらいが店を開き、安くて呑めることでも人気がありました。

Img_1437 私の記憶でも、駅のガード下にはエセ傷痍軍人や街娼的な女性(十三には戦後しばらく青線が残っていました)がたむろしていたり、それに続くションベン横丁は妖しげなところに見え、小学生の頃はとにもかくにも「近寄りがたい」一画でした。

初めて足を踏み入れたのは大学生になってからだったでしょう。高校が十三にありましたので、クラブの仲間が集まったり、同級会の二次会などで、安く呑めるからとションベン横丁の店を使うことが始まりました。イメージとは違い、それなりに健全な飲み屋街で、ぼったくりの店はもちろんありませんし、懐の寂しい学生にはありがたいところでした。

それが昨年(2014年)3月、大火で40店近くが焼けてしまい、しばらくは十三駅の西口が閉鎖されていたりしたほどでした。がれきの撤去にも半年くらいを要したそうですが、復興の槌音がようやく響き始めています。しかし厳しい消防法の故に、かつての飲み屋がひしめき合うカタチにはならず、イメージはかなり変わるようです。

まだ現在は少数の店舗しか営業していません(写真のように寂しい・右側は復興ビル建設の塀)が、昨夜はその内に一軒に行って来ました。串焼きが1本80円から90円、おでんが100円か150円、一品料理も300円か400円くらい。お酒も安いです。望みもしない付きだしなんかは出ません。お腹いっぱい食べて飲んで2千円でおつりが来ました。

どんな形で復興するにせよ、ションベン横丁の名は残して欲しいものです。

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