« 信長と濃姫とは早々と離縁していた? | トップページ | 夫婦別姓についての私感、もしかしたら期待 »

脳力開発は人間学であり行動科学です⑮

 企業内の「貼り紙」についてのつづきです。企業理念などは毎日朝礼で唱和をしますから、社員たちはその言葉を、一字一句間違わずに暗記できます。しかし抽象化された言葉では、どういう具体的行動を取ったら良いかまでには思い至りません。つまりどんなに素晴らしい言Photo 葉であっても、実践行動に結びつくとは限らないのです。脳細胞は「自覚」という言葉を記憶細胞(海馬)に保存はするが、抽象言葉では、他の行動細胞に指令を与えるようなコンビネーションは結べないのですね。

 ですから、「職場を美しくしましょう」ではなく「落ちているゴミは必ず拾い上げましょう」という、実践行動を表示する言葉であれば、社員は誰でも容易にそれと同じ行動をとることができるのです。実践行動を繰り返すと、今度は概念的で抽象的な言葉であっても、ちゃんと脳細胞のコンビネーションが働いて、行動指令が日常的に発せられることになるのです。社員教育・人財教育とは、こういうシナプス形成を進めていくことを言います。

 言い換えれば、実践と結びついた教育でなければ脳回路のコンビネーションは作れないということであり、脳力開発講座もそのことを念頭に置いて「脳力」を発揮できる習慣づくりを目的としているのです。ところで余談になりますが、中小企業経営の神様と言われた一倉定先生はこのように言われました。「貼り紙のいっぱいある会社にろくな会社はない」そうですよ。実践行動が日常的にできるようになってしまえば、もう貼り紙などは不要だからでしょうか。

« 信長と濃姫とは早々と離縁していた? | トップページ | 夫婦別姓についての私感、もしかしたら期待 »

VANちゃんの脳力開発ミニ講座」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107188/62829482

この記事へのトラックバック一覧です: 脳力開発は人間学であり行動科学です⑮:

« 信長と濃姫とは早々と離縁していた? | トップページ | 夫婦別姓についての私感、もしかしたら期待 »