『人罪』を切ってはいけない
今年のお盆も猛烈な暑さが続いています。お墓参りで熱中症になっては、それこそご先祖様に申し訳ないところですので、くれぐれもお気を付けて。
さて、今日は脳力開発セミナー(公開セミナー)の「まとめ講義」の中で、いつも申し上げているお話からです。より詳細についてはセミナーで聴いていただくとして、ここではその概要だけを書かせていただきましょう。
「人材には3種類ある」という言葉を聞かれたことはありませんか。あるいは、入社した時には「人材」だが、時が経過すると3つの種類に分かれてくるとか。
企業内の「じんざい」は、2:6:2に分かれると言われています(「2:6:2 の法則」)。3つとは、人財と人在と人罪ですが、これが企業の中でそれぞれ2割、6割、2割に正規分布するというのです。分け方に異論がないわけではありませんが、大方そうなるのも間違いないようです。
人財は言ってみれば、自らに火を点けて燃えることのできる社員で、現場を任せることができ、しかも周りをグングンと引っ張っていける力を持っています。人在はどっちつかずですが、火を点けられればそれなりに燃える社員です。
他方、人罪社員は天の邪鬼とも一匹狼とも称されることがありますが、要は火を点けられてもくすぶるだけで燃えない人種です。時には上からの指示には従わず、マイペースで協調性もなく、お荷物扱いをされることもあります。
そこで企業のトップとしては、あるいは現場リーダー(マネージャー)としてはこういう人罪は切った方が良い、と考えられるようです。実際に思い切りよく切ってしまった会社も見たことがあります。その結果、どうなるでしょうか。
実は切ってしまって人財と人在だけになるかというと、またそこから2:6:2の法則が働いてしまうのです。
結論から言いましょう、人罪社員を切ってはいけないのです。ある場面で、大きな力を発揮する可能性を秘めた彼らは、彼らの存在価値を持っているのであって、バランス良く活用するのがトップやリーダーの役割であり力量なのです。
なおこれは、かつて人罪社員を自負していた私自身の体験から感じているお話です。
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コメント
ピーターさん、コメントありがとうございます。
かつて、私自身が「人罪」を自負していましたので、その存在の価値も分かっています。せっかく点いた人の火を消して回る人種は別として、それ以外の「人罪」は活かして使うべきかと思います。
投稿: | 2011年8月17日 (水) 16時43分
人材に、人財、人在そして人罪があるのは、理解しておりますが、その定義に相違があるようです。 私とりましては、人罪は、論外であります。2:6:2については、異論はありません。ただ、私の場合は、人材:人材:人在という図式になります。人罪については、現在ある組織のOS似合わない方々のことを言います。折角いいコンピテンシーを持っていても、それがその組織のOS似合わないようでは、即刻退社すべきです。人生は短いです。組織との相性が良くなければ、その組織に属し、組織のために貢献しとしても、出来る訳がありません。
おそらく同じことを行っていると思いますが・・・・。世の中、どのように頑張ってみても、どうしてもダメな場合もあります。プロ野球のトレードで蘇る選手もいるではありませんか。なにも最初に所属したチームが最上とは、限りないと思います。
投稿: Peter(ピーター) | 2011年8月14日 (日) 19時27分