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相手中心主義がY理論

土日の長岡MGに続いて、月末の30-31日は栃木県の日光MGに参加して参りました。ここでは一人の参加者として、長岡MGの中での反省も含めてじっくり学び交流させていただきました。

日光MGは、日光市(旧今市市)でたまり漬けの製造販売をされている、上澤梅太郎商店さんが主催されている西研MGセミナーで、もう10年以上続いています。全社員参加の、いわゆる社内MGからのスタートですが徐々に社外参加が増え、今回も半数が社外からです。

実は長岡MGも、スタートは私のいた会社の社内MGに社外の方をお招きしたところから始まりました。2回目から完全に公開セミナーにしてしまいましたが、社員全員参加の原則は私が会社を離れる年まで維持継続しました。

そういうことを思い出しながら、上澤卓哉社長や奥様の社員さんに対する姿勢に共感を覚えておりました。また、最終講義の中で西先生が「顧客第一主義」が言われているが、「相手中心主義が本当のY理論」とおっしゃったことが印象的でした。

ですから、お客様第一主義(CS)に代わるものとして従業員第一主義(ES)が叫ばれたりしますが、「相手中心主義」ならどちらも並立できます。日光MGも、そんな波動が満ちあふれていて、より深く学び、そしてよりフレンドリーに交流させていただきました。

長岡MGでも、またこれから新潟県内外で開催する色んなセミナーの中でも、この「相手中心主義」をしっかり伝えて参ります。

学びと交流を深めた長岡MG

8月27日と28日の両日、今年で20年目となる第27回長岡MGセミナーを開催しました。今年も早くから参加エントリーをいただき、8月の初めには6卓(36名)が満杯になり、やむを得ずお断りをした方もいらっしゃいました、申し訳なかったです。

前日には西順一郎先生も長岡入りされて、恒例の前夜祭「西の会」を開催し、MG参加者を中心に18名の情報交流会となりました。初顔合わせ の方もあり、また初めてMGを受講される地元の方も参加されていて、県内外の皆さんから盛んに励まされていました。

さて、MG参加者は全国各地のベテランがたくさんいらっしゃいまし たが、初MGの方5名を含めて「初心者」が8名と比較的多く、第1期から「芋洗い研修」が展開されました。ベテランの方は、時には西先生の講義や解説の代行をやったり、また初心者へのフォローに回ったりして学びを深めていくわけです。

ゲームの方は、3期にジュニアルールを活用して一気に「大型会社」を展開された河合喜文(福岡県)さんが、そのまま4期5期と逃げ切りを果たし、3連覇を目指した中谷克彦さんの猛追を振り切りました。

逆風を避けながらマイペースを貫いた私が、主催事務局ではありますが3位に滑り込ませていただきました。初心者の方々もゲームでは奮戦、決算処理では何とか自力でやり遂げようとがんばっておられました。

最終講義を含めて、西先生からは他では余り語られない話題も飛び出しました。初日の夜には急遽ご指名を受けて、30分間ですが私がFacebookの「入 門」講座も行いました。

交流会も盛り上がりました。初日夜の交流会には先生を含めて35名が参加、その後の「夕暮れ」2次会にも半数以上が姿を見せ、夜遅くまで情報交換がつづけられました。

すでに来年の日程も8/25-26に決定しています。早くも申込をされて帰られた方もいらっしゃいました。より学びと交流を深められるよう、会場を含めてこれから段取りを進めていきます。また、来年長岡での再会を楽しみにしています。ありがとうございました。

三条MGワンデーセミナー開講

1週間前には連日の猛暑で、とても夜にはクーラーなしでは寝付けない状況でしたが、週末前からは一転して秋の涼しさがやってきました。昨日などは最高気温も25度を下回り、ずっと続いていた「夏日」も途切れ、半袖では肌寒いほどでした。

そんな日曜日に、三条メッセピアで第1回三条MGセミナーをワンデーで開催しました。

お盆明けすぐの日曜日、また先月末の豪雨災害へのボランティアに参加される方も多く、参加された方は6名(1卓)でした。ほぼ全員が初MGでしたので、基本の第1期はマトリックス会計決算だけにとどめて、基礎をしっかり学んでいただきました。

第2期はゲームにも時間をかけて行い、決算については傍らについていて、手が止まればすぐにアドバイスしましたので、だいたい予定通りの進行で行うことができました。全員が自己資本を下げてしまったのは、まぁやむを得ないところでしょう。

第3期もゲーム時間を少し長くとりましたので、決算は一人を除いて終えることはできませんでした。これも予想通りで、最終講義を戦略MQ会計と利益感度についてやりたかったので、致し方ありません。

とくに利益感度分析については、すぐに自社での活用が可能ですので、これだけはしっかり学んでほしかったのです。もちろん一度だけの学びでは、すぐに広範囲への応用とはいきませんが、まずは「自社の強みと弱み」をとらえることに役立つはずです。

まずは「三条MG」が無事に船出しました。三条・燕を中心とした県央地域は、製造業を中心に中小企業の数も大変多く、これから経営者や後継者に呼びかけ、MGにたくさん参加していただけるよう主催者と協力して継続開催を目指します。

10月には新潟で開催予定ですが、長岡で1年に一度開催している西先生の「長岡MG」を軸に、年間でコンスタントな開催を実現して参ります。

感想文でも、またMG終了後の交流会の席でも「ぜひまたやります」という嬉しい声があり、主催者の藤井さん、武田さんと共に意気込みを確認しました。

人頼りの姿勢をやめよう

お盆休みが終わって、今日から仕事を再開という会社も多いようですが、中には節電という理由で今週いっぱいはまだ夏休みというところもあるようです。私のところ(新潟県長岡市)は東北電力管内ですが、お盆前から「綱渡り」の状況が続いています。

私も日中は自宅事務所に一人ですので、今年は全くクーラーを点けていません。幸い南北の窓を開けていると風が通りますので、仕事のテーブルを風の通り道に近い方に移しています。さらには小型の卓上扇風機が大活躍、そして熱いお茶(焙じ茶と煎茶)です。

さて、私事はともかくとして、今日は『人頼りの姿勢では切り抜けられない』と いうお話をしましょう。実はこの『人頼りの姿勢』は、私の脳力開発セミナーでもトップスリーに入る重要ポイントの1つです。

脳力開発セミナーでは、自己点検確認チェックシートを使って参加者の皆さんに自己点検をしていただきますが、自分が人頼り(他人頼り)傾向だと分かってびっくりされる方もおられます。しかしその理由を聞いて、ナルホドとも思われます。

企業のコンサルティングで訪問面談をしても、経営者の80%以上は自覚なしの人頼りと言っても過言ではありません。例えば自社の苦戦の状況について、こういうお話をされます。

  • 公共事業が減って受注が減ってしまって大変です
  • 大震災(の風評被害)で売上が激減したんだけど・・・
  • 近くに大きなSCが進出してきてお客様がそちらに流れてしまってねぇ
  • ライバル店が安売りするんで儲からないんだよ
  • 新企画を考えているんだけど銀行が融資にウンと言わなくて  等々

とにかく、こんなことをぼやいている間はとても良くなるはずはありません。これらは全部が「人頼り」が言葉に表れた例です。別のことで言うと、原因を追求せずに環境や条件のせいにばかりしているということです。

こういう経営者は、ひたすら「風が吹いたら桶屋が儲かる」情勢(環境条件)を待っているのでしょうか。そんな状況など、ひっくり返ってもやって来ませんよ、というのも疲れますよ。ではどのように現状を打破していけばいいのでしょうか。

原因は我(我が社)にあり、今一度この原点に還ってしっかり現状分析と原因追求をやり直してみることに尽きるのですがね。

『人罪』を切ってはいけない

今年のお盆も猛烈な暑さが続いています。お墓参りで熱中症になっては、それこそご先祖様に申し訳ないところですので、くれぐれもお気を付けて。

さて、今日は脳力開発セミナー(公開セミナー)の「まとめ講義」の中で、いつも申し上げているお話からです。より詳細についてはセミナーで聴いていただくとして、ここではその概要だけを書かせていただきましょう。

人材には3種類ある」という言葉を聞かれたことはありませんか。あるいは、入社した時には「人材」だが、時が経過すると3つの種類に分かれてくるとか。

企業内の「じんざい」は、2:6:2に分かれると言われています(「2:6:2 の法則」)。3つとは、人財と人在と人罪ですが、これが企業の中でそれぞれ2割、6割、2割に正規分布するというのです。分け方に異論がないわけではありませんが、大方そうなるのも間違いないようです。

人財は言ってみれば、自らに火を点けて燃えることのできる社員で、現場を任せることができ、しかも周りをグングンと引っ張っていける力を持っています。人在はどっちつかずですが、火を点けられればそれなりに燃える社員です。

他方、人罪社員は天の邪鬼とも一匹狼とも称されることがありますが、要は火を点けられてもくすぶるだけで燃えない人種です。時には上からの指示には従わず、マイペースで協調性もなく、お荷物扱いをされることもあります。

そこで企業のトップとしては、あるいは現場リーダー(マネージャー)としてはこういう人罪は切った方が良い、と考えられるようです。実際に思い切りよく切ってしまった会社も見たことがあります。その結果、どうなるでしょうか。

実は切ってしまって人財と人在だけになるかというと、またそこから2:6:2の法則が働いてしまうのです。

結論から言いましょう、人罪社員を切ってはいけないのです。ある場面で、大きな力を発揮する可能性を秘めた彼らは、彼らの存在価値を持っているのであって、バランス良く活用するのがトップやリーダーの役割であり力量なのです。

なおこれは、かつて人罪社員を自負していた私自身の体験から感じているお話です。

脳力開発・なにわセミナー ワンデーもOK

脳力開発セミナーは、故城野宏先生の思想と科学(脳力開発・情勢判断学)をベースとし、ヴァンガード経営研究所が、うっかり行動力がアップしてしまうセミナーと してプログラム化した人間学・行動学研修です。今年も全国各地で開催しています。

なにわ(大阪)セミナーは毎年春と秋で、今年2回目を9月に開催いたします。2日間、じっくりと「精神的姿勢」のポイン トや「戦略と戦術」について、自己点検と演習等を通じて学ばれませんか。

・とき  9月9日(金)~10日(土) 両日とも9:30スタート、17:00終了
・ところ  大阪社会福祉指導センター(大阪市中央区中寺1丁目)
・講師  ヴァンガード経営研究所代表・板東秀行
・受講料 2万円/他にテキスト代 1000円

なお、なにわセミナーでは初日のみの「ワンデー参加」もOKです。
・ワンデー受講料 12,000円 /他にテキスト代 1000円

詳しいご案内はこちらからどうぞ。
http://www2.atpages.jp/vanken/PDF11/201109osaka-nk.pdf
お申込は下記ホームページから、または案内チラシの申込書をFAX下さい。
http://www2.atpages.jp/vanken/index

専門家の陥穽

立秋が過ぎたというのは、単に暦が進んだことなんだということに気付きました。昨日今日と、とんでもない猛暑が列島を覆っています。37度とか38度というニュースを聞いても、何だか頭がボンヤリしてピンとはこなくなっています。

その温度も、直射日光の当たらない風通しのよいところでの話ですので、実際に日なたの道路上やグラウンドの上は40度をはるかに超えていることでしょう。 そんなグラウンドの上で繰り広げられている、高校球児の一所懸命さには頭が下がります。

さて今日は、『専門家』というくくりの方のお話です。

専門家というのは、広い定義をすれば「特定の分野について深い知識と技能を備えている」人のことを指します。ですから、分野の数だけ専門家がおられるわけですし、『私は○○の専門家です』と名乗れば、別に周りが認めなくてもそれはそれでOKです。

それとは別に、肩書きを持っておられる方もたくさんいらっしゃいます。大学の教授はもとより、お医者様、芸術家や音楽家といった方は、世間からも大いに認められている方々です。他にも『士業』という方々もいらっしゃいます。弁護士、税理士、司法書士などいわゆる国家資格をお持ちの方。

中小企業経営者に密接に関わりのある専門家というと、税理士、社会保険労務士、あるいは中小企業診断士といったところでしょうか。その道の専門家として立派な方ももちろんいらっしゃいますが、残念ながら『経営のプロ』と名乗れる方はどれほどいらっしゃるでしょうか。

国家資格に無縁な私などが申し上げるのはおこがましいですが、確かにその道については一家言も持たれているし、規程の仕事を遂行する専門力は追随を許さないでしょう。そこに陥穽があるのです。

すなわち専門の道には秀でておられても、そこからはずれることについては素人、時には素人以下であることも少なくありません。昔ある著名な方とご一緒したことがありますが、このセンセイ、なんと駅の自販機で「切符を買う」ことができませんでした。

専門のことはよく知っているが、他のことは・・・では経営はできません。経営は、深く狭くと浅く広くの組み合わせ、バランスだということを知っておくことです。その上で、この専門家にはどこを任せるかを自ら決めなければなりません。

その道の方は同業の方だけで固まりやすいので、その道以外のことが見えなくなる恐れもありますので、くれぐれも資格や肩書きだけに目を奪われないように。 専門家が陥っている落とし穴は、専門家ではないあなたの方がよく見えているはずですから。

脳力開発・広島セミナー

今年で2回目の開催となった脳力開発・広島セミナー、昨年同様「西研MGを学ぶ会・広島」さんが主催して下さいました。初日はちょうど、「66年目のヒロシマ」の日に当たりましたが、8名の方のご参加をいただきました。

初日は講義が中心なのですが、合間に演習を挟んだり、また人数が少ない分対話形式や輪読方式をとって、夕方まで脳力開発・情勢判断学の基礎をつかんでいただきました。

2日目の今日は、初日学んでいただいたことを「すぐに使う」実践演習です。4人ずつの2グループに分かれていただいての、ケーススタディ・バズセッション。ちなみに「バズ」とは小鳥のさえずり を意味する言葉で、全員でワイガヤ発言をしていただくということです。

特別なルールはありませんが、ブレーンストーミングと同じように、他人の発言を否定しないことと黙っていていけないことが原則です。むしろ他の人の意見をどんどん自分の中に採り入れて、新たな自分の意見として発言するも大歓迎です。

昼食をはさんで3時間くらいがフリートーキング&ディスカッション、その後30分くらいでまとめていただきますが、今回も昨日学んだ「戦略マンダラ」の形に記入していただきます。

この戦略マンダラでは、現状分析→原因分析と外因(条件)把握→理想像(戦略目標)→達成のための手段・方法(戦術展開)のステップで、まとめていただきます。同じ内容のケーススタディで、グループごとの個性が出るのも楽しみです。

発表まであと3時間余り、どんなユニークなアイディアが飛び出すか。すでに議論が白熱してきています、面白くなることでしょう。

在庫は滞留し不良化する(2)

鎮魂と復興への誓い、長岡大花火も終わって夏の暑さが戻ってきました。

今年の大花火2日目(8/3)は、PC仲間たちとの楽しい時間を過ごしました。Facebookの勉強会から始めて、酒蔵見学と銘酒の試飲、仕上げが大花火見物でした。しかも打ち上げ場所から数100mのところでしたので、音も光も迫力満点でした。

さて、標題のお話です。前回は在庫が不良化するプロセスの一端をご紹介しましたが、今回は不良化した在庫がどんな悪影響をもたらすかを考えてみます。

今一度繰り返しますが、不良化した在庫も「流動資産」です。不良化していない、つまり「生きた在庫」とBS上ではなんら変わりがないのです。「流動資産」とは、現金預金並びに(1年以内に)現金化する資産を指します。

確かに「生きた在庫」は速やかに現金化されて、会社の血液として循環して利益を生んでくれます。しかし不良化した在庫は、いうなれば血管の中のヘドロ血であり、動脈硬化を起こす要因です。そのまま放置しておくと、人間であれば脳卒中や脳梗塞を招くでしょうが、企業も同じです。

ではこの不良在庫をどうしたら無くすことができるでしょうか。もちろん、売れてしまうことがいちばんです。しかし「売れないから不良化した在庫」です、どんなに値段を下げても売れないのです。それじゃぁ棄ててしまうか、でもそうは簡単にいきません。

BS上の左側(資産)をマイナスすれば、右側(負債・資本)もマイナスしなければなりません。資本つまり利益という純資産を削らなければならないのです。 逆に言えば、利益が出ていなければ処分すらできないのです。

不良在庫は多くの企業で発生が避けられぬものです。ならば、コンスタントに処理することを年間計画にあらかじめ盛り込み、その上で利益を確保していくことが必要です。在庫という見えるものですから、それは決して難しいことではありません。しっかり監視して参りましょう。

【税務会計にはなくてMQ会計にあるもの(その2)】

長岡まつりが、今年も無事にスタートしました。前夜祭の昨日は、大民謡流しが行われて史上最高の5千人近い踊り手が参加したそうです。企業に混じっていつもの大学生や留学生、その他に高校生の集団が目を引きました。

揃いのゆかたではなく、彼らは揃いのTシャツでしたが、それがとっても新鮮でしかも笑顔に溢れていました。踊りの手先は不器用で様になっていなくても、約1時間半近い時間を共有する仲間たちの、ステキな波動に包まれていたように感じました。

さて、今日からはいよいよ祭りも本番、今の時間(午後2時)は中心部で様々なイベントが催されています。そして夜は2日間にわたって、長岡大花火大会です。豪雨の増水、そして昨夜も雨が降りましたが、関係者の必死の努力で予定通りに開催されます。

長岡人の花火にかける情熱はホントにすごいのです。余所からやってきて今年で21回目の夏になりますが、昨日も書きましたように、長岡の大花火には様々な思いが込められています。今年はまた、震災への大きなメッセージになることでしょう。

さて、今日は宇野Proさんのマトリックス通信をお届けします。
http://archive.mag2.com/0000158409/index.html

この文章の中には、私が言いたいことがすべて網羅されています。なぜ(中小)企業の経営者は、あるいは後継者や経営幹部はMGをやった方が良いのか、MGやTOC、あるいはキャッシュフローMGで何を学ぶのか、それらがキチンと整理されています。

ぜひご一読下さい。

ところで今月末の長岡MGは、おかげさまでフルエントリーになりました。 これからお申込いただいた方は、残念ながらキャンセル待ちになります。もしその数が多ければ、もう1卓増やすことも考えてはおりますが・・・。

今回全く初めてMGを学ばれるという方も3、4名いらっしゃいます。 どんな衝撃を得られるのか、これまでやってきた「常識」が違っていた、ことに気付く驚き。それを見て、私もさらに学びを深めていかねばと思うことでしょう。

復興と鎮魂、長岡大花火への思い

今日から8月に入りました。そのせいか、セミの声が一段と激しくなっています。

先週末は水曜日の夜から降り始めた雨が、土曜日まで断続的に降り続け、「2011年新潟・福島豪雨」と名付けられたようです。長岡市内でもあちこちで道路が冠水、私の家のすぐ傍にあるJRをくぐる地下道も完全に水没しておりました。

家屋への浸水もひどく、また青々と育っていた稲や収穫期に入っていた果樹などへの被害は、相当なものがあるようです。そんな中で死者が少なかったのは、7年前の「7.13水害」以降の防災工事や災害への備え、意識の高まりがあったが故でしょう。

心配された「長岡まつり」も今日から無事にスタートできそうです。とくに、大花火(8/2-3)会場の信濃川は上流の雨で大増水し、準備が進んでいた河原も泥水に洗われてしまいました。桟敷が流されたところもあったそうです。

しかし、花火は復興のシンボルという思いが強い土地柄、復旧工事も急ピッチで進み、予定通り花火も打ち上げられることに決まりました。

復興への誓いと戦没者への鎮魂なのです、長岡の花火は。

1945年8月1日の夜10時半頃から、長岡市はB-29による焼夷弾爆撃を受けました。投下された焼夷弾は925トン、16万3千発と言われています。 市街地の80%が灰になり、1470余名が亡くなりました。

そんな焼け野原の中で、翌年大花火が打ち上げられたのです。長岡では、小学生は必ずこの歴史を学校で教わります。そして、命の大切さと平和の尊さを学び、花火に込められた思いを受け継いでいくのです。

今年もやってきました、8月1日。

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