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松本龍辞任劇に思う

あきれて、開いた口が塞がらなかった。松本龍復興担当大臣が辞任に追い込まれたことだ。

開いた口が塞がらなかったのは、彼の発言に対してではない。鬼の首でも取ったように報道するマスコミと、それに無批判に(少なくとも私にはそのように見えた)追随している多くの日本人に対してだ。

無論、松本大臣(いやもう元大臣だな)の物言いは、決して褒められたものではない。余りに無神経だと評価されたら、それはその通りだろう、そのことを否定はしない。私とて、もしその現場にいたら顔をしかめたに違いない。無論私なら、ああいう物言いはしないだろうし。

今回の報道の最初から、私の周囲の方々も大方は松本元大臣に批判的だった。あのものの言い方はなんだ、もっと違う言い方があるだろう、上から目線で被災者の気持ちを分かっていない、等々。当初は少し反論を試みたのだが、途中で諦めた、こちらまで逆襲されそうだったから。

それでふと思い出したのは、「自身は天罰」と言った石原都知事だ。あの時にもマスコミ論調は大方が批判的、掲載される記事やブログも多くが「とんでもない発言だ」というものだった。

情報は3つある、脳力開発セミナーでは必ず『情報』についてこのように解説する。

詳細は割愛するが、3つの情報、甲情報・乙情報・丙情報の内、戦略策定や情勢判断に使って良いのは甲と乙。そしてマスコミ情報は、その殆どが使ってはいけない丙情報だ。

そんなことはない、TVも新聞も事実を伝えている、とくにTV映像などはと反論されることだろう。 その通りである、少なくともその場面については事実、真実なのだろう。

しかし、前後はどうなのだろう、あるいは映像として放映されなかった部分はどうだったのだろう。石原発言もそうだった、前後を正確に眺めてみれば、(確かに言葉問題だったが)一方的に攻められるべき内容ではないことが分かったはずだ。

マスコミは、場面を切り取って「目立つ」部分だけを取り上げる。もちろん今回のこともそうだった。例えば被災地の人の声や、町の人の声にも「発言に否定的でない」ものもあったはずだが、それはほとんどカットされたのだろう。だから全部が「松本ではダメだ」になってしまった。

肝心なこと(つまり戦略)は被災地復興を遅らせてはならない、むしろどんどん加速すべきだということなのだが、そこのところに触れるマスコミの論調は「松本が原因で遅れる」だ。程度が低いというほかない。

巻き戻しはできないが、せめて復興の遅れが出ないように全力を尽くして欲しいものだ。

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