今日は創業記念日

6月が始まりました。


月が改まっても状況はそのまま、人間たちが「次のステップ」と定義していますが、さてどうなりましょうか。


そんな中で6月1日は、当社ヴァンガード経営研究所の創立(開業)の記念日です。


もっとも、あくまでこの日は開業届に書き込んだ日であって、事情は少し異なります。


実質的に独立した会計として「長岡MG研究会」としたのは2001年(1月)からです。


それを引き継いで「ヴァンガード経営研究所」という個人事務所に名前を変えたのが、2008年の4月1日。


ただ、長岡MG研究会としての会計事務は5月31日までやっていて、翌日に切換をしたことになります。
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開業届を出したのが6月6日で、その際に区切りの佳い6月1日を開業の日として提出したわけです。


3月末に32年間在籍した(ただしその内16年半は販社に出向)会社を辞め、心機一転独立しました。


スケジュール表はほとんど真っ白という中でのスタートでしたが、縁あって長岡商工会議所で仕事をいただきました。


中小企業からの相談を受けて専門家につなぐという、応援コーディネーターという新事業にタッチすることになりました。


その年の秋に見舞われたリーマンショックで、仕事の出番も増えました。


本来の仕事に位置づけたクライアント企業へのサポートはまだなく、公開セミナーや企業研修もポツポツでした。


幸い応援コーディネーターとして3年間仕事をいただき、100社を超える様々な企業と関わることができました。


その仕事に区切りをつけていざという時に起きたのが東日本大震災、これで研修や講演の仕事の大半がキャンセルに。


また「ニュードン」を強いられることになったのですが、視点を変えていくというきっかけになりました。


おかげさまでサポートするクライアントも増え、企業研修、そしてとくに主催・共催セミナーが年々増えていきました。


昨年などはほとんど週末に家にいないというスケジュールが続きました。


それではいかんぞ!というのが、今回のコロナショックなのかも知れませんね。


3月以降、見事にスケジュール表が空白になっていきました、1月、5月、そしてこの6月も。


開業の年がそうだったのですから、一巡して元に戻ったと思えば気も楽です。


ところがここに来て、オンラインでの仕事スケジュールを書き込める状況に変わってきました。


月初めはクライアント企業とのコンタクト、リモートミーティング(MTG)が続きます。


土日は主としてオンライン研修日に当てることにしました。


間違いなく新しいフェーズに入ってきたわけで、これから新たに何ができるかを考え実行していきます。


創業の日の気持ち、つまり原点に還りつつ、新たな歩みを刻んでいきます。


一歩ずつ歩め、一口ずつ食べよ。脳力開発の基本に立ち返って。


今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ウィズコロナが定着するまでは

明るさが見えてきたと評価をすべきなのか、


それとも、まだまだ安心して気持ちを緩めるには早すぎるよと警告しておいた方が良いのか。


新潟県内(市内)も2週間新たな感染者が出ていないし、他県でもそれを上回って平穏なところは多い。



毎日のようにPCR検査は続けられているということなので、信頼できる情報なのだろう。


それでも北九州市のように23日間感染者ゼロだったのが、ここに来て毎日急増している事例が出てきた。


第二波という声も出ているが、それはまだ早計ではないかと素人的には思う。


しかし、第二波というものが来る可能性は大いに高いと思う。


100年前の「スペイン風邪(正確にはスペイン・インフルエンザらしいが)」など、歴史を紐解けば事例は少なくない。


特に日本では、スペイン風邪の第二波は感染者数は減ったが致死率が極めて大きく上がっていた。


とにもかくにも危機意識だけは緩めてはならないだろうと思うわけだ。


仲間の中には、勉強会やセミナーを早くも復活しようとする動きがある。


いいことだと思う、やれるものは前向きにやっていくのが正解だと思っている。


しかしながら、「これをもうやってもいいのか?」と首をかしげてしまうものもある。


私はやはりブレーキを緩める気はない、少なくとも同じ形ではやろうと思わない。


それは万が一を心配するからだ。心配しすぎだという仲間もいる、「絶対大丈夫はない」のだから、そうだとも思っている。


新型コロナに限らないのだが、でも今回の新型コロナは特別だと考えたい。


もしも万が一のことが起こったら、その影響は自分(たち)だけに留まらないことを自覚しておこう。


だから、やれる範囲からだけ進めていくことにする、オンラインのフル活用もその一つだ。


今月はいくつかのテストをやってきたし、6月からもトライアルシリーズ(研修)ということで進めていく。

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その内に「ウィズコロナ」の範疇でやれることを広げていこう。チャレンジする心だけは失いたくない、でも無理はしない。


クライアント会社とは毎月オンラインミーティングする形にする、これならどんなに遠方でも可能だし、随時でもできる。


社員研修も、色んな工夫を取り入れてできることを広げていく。他者の事例も参考にさせてもらう。


公開研修でも同様で、MG(CFMG)についても「講義をオンラインでやる」形から再開していく。


「ウィズコロナ」意識が定着していけば、やれることも増えていくに違いない。


決して焦らぬ事だ。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(93)

【真のリーダーの心得 第5条】


「着実にたんねんに、一歩ずつ歩め、一口ずつ食べよ」


ー すぐにできるところから、すぐにやるべし ー


階段を上る時に、急ぐからといって2段飛び、3段飛びをしますと時に足を踏み外すことがあります。


若い時にはできたことを、歳をとるとできなくなっていることも。


やはり一段ずつ確実に上っていくことが大切だということになるでしょう。201302_20200529065001


また、いかに豪華で多彩な食事であっても、ガツガツと急いで口の中にかき込んでは味が分かりません。


満腹にはなるかも知れませんが、せっかく作っていただいた美味が台無しになるかも。


一口ずつ感謝しながら味わうと、さらにおいしさも増すのではないですか。


仕事でも同じことです。


もちろん、人それぞれにやり方があり、得手不得手があるから一概には言えないのですが。


中には難しい、困難に思われるような仕事から手をつけてそれをこなし終わってから、


残った仕事を片付けていく方が、良いという人もいらっしゃいますが、それは少数派です。


多くの場合は、すぐにやれそうなところや目先にある仕事から順番にこなしていくのが常道でしょう。


とにかく何でも片っ端からやっていこうと焦らないことです。


高い山に登る時でも稜線を一気に登っていくよりも、


ジグザグで距離が長くなっても、緩い道のりを行くのが正解であることも。


自分のペースを崩さずにいくことで、普段なら気付かないことに気付くこともあるでしょう。


大きな山は小さく崩せ、ということも良くいわれることです。


行動も核動作に小さく分ければ、優しいことの積み重ねだということが分かります。


重要な、大切な仕事ほど、じっくりと一歩ずつ一口ずつこなして参りましょう。

初のみちのく旅

関西に住んでいたので、北国というのはなかなか足を向けるのが大変であった。


大学に入って夏休みが長かったので、2年生の時には鉄道研究会の仲間と7月に北海道に渡った。


その年の北海道は肌寒い雨の日が多く撮り鉄には苦労をしたが、乗り鉄の方はタップリと楽しめた。


陸奥路は行き帰りとも夜行列車の中で、これといった記憶もないままだったのは今から思えば残念だった。


結局その年は大阪周辺を動き回るだけで、本格的な長旅には出られなかった。


何しろ、バイトで金を稼がないことには下宿代も食費も出ないわけだ。教科書代といわないところが問題だったが。


3年生の春は新幹線の岡山延長開業の年で、「ひかりは西へ」のキャンペーンに乗り、中国路を歩き回った。


夏休みの前半は、その春にお世話になった岡山市内のユースホステルで1ヶ月余りヘルパーのボランティアをした。


今から48年近くも前の話だが、山陽スジでは人気者のヘルパーとして名を馳せたものだった。


その夏のシーズンがそろそろ終わろうとする頃から、みちのくへ旅立つことにした。


大きなリュックに寝袋や簡易調理器具まで積み込んで、「駅ホテル」つまり無人駅などのベンチも利用する貧乏旅だった。


2日か3日に一度はユースホステルにお世話になって風呂をいただいたが、可能な場合は自炊で食事を賄った。


東北の旅は岡山をスタートし大阪から北陸路をとり、金沢か富山から上野行き夜行列車に乗り、確か深夜の長岡駅で上野から来た秋田行きの急行に乗り継いだ。
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当時はそういう旅があちこちでできたわけで、同じ道を辿る旅人も多かった。ほとんどみんな、均一周遊券を持っていた。


そういうわけで羽越路を秋田に至り、能代から五能線で深浦に泊まり、翌朝から青森県を旅して回った。


旅鉄しながら、奥入瀬渓谷を歩いたり蔦温泉に立ち寄ったり、松島を旅したり観光もやったようだ。


そんなみちのく旅の中から今日も写真を2枚。


1枚は五能線のSL牽引旅客列車(東能代駅)、もう1枚は仙石線の石巻行き電車(津波で流された区間)。

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戦略があれば戦術は「選術」

新型コロナウイルス感染拡大の最初の山を越えたのか、確かに日々の感染者数は50人を割るようになってきました。


4月に発出された緊急事態宣言も全国的に解除され、早い地域では「自粛」の幅も次第に狭まってきました。


感染拡大が目立っていたところでも、段階的に緩めていこうという動きが見られます。


もちろん、もしもの場合には緊急事態の再宣言も有り得る、緩めることを止めるという歯止めもかかっています。


そんな中でイベントも規模などの制約はあるものの、もし収束が進んでいくのであれば縛りも緩くなるでしょう。


当社が開催するような50人以下、ほとんどが10名から20名前後のセミナーであれば「問題ない」レベルなのでしょう。


早く再開して下さい、期待してますよという嬉しい声もたくさんいただけるようになりました。


気持ちの上では私自身も、早く開催したい、できるだろうという思いが強いのです。


でもなぁ、とその気持ちを引き締める、引き留める意識がまだまだ強いのです。


特に、通常であれば「3密」にならざるを得ないMG(CFMG)については、まだ無理だなと感じています。


工夫はできるでしょう、換気できる勘定を選び、マスクや消毒液などについても準備することが可能になってきました。


だが物理的にかなり困難だと思えることも少なくありません。大事な交流会もこれまで通りにはいかないでしょう。


よって、自分が主催するMG(CFMG)については、年内開催を見合わせることを決めるつもりです。


共催いただけるセミナーについてはこれからの打合せですが、無理はしない方が良いと考えています。


脳力開発講座についてはMGほど課題はないので、やろうと意思決定すればリアル講座もできるのでしょう。


参加者が顔を合わせ、お互いの意見をスムースに出し合うことができますし、講話への反応も的確にとらえられます。


しかしオンライン講座であっても、全く同じことはできないまでも工夫は十分に可能です。


立ち止まって考えました、MGセミナーをやる、あるいは脳力開発講座を実施する「戦略」は何か。


脳力開発でいえば、亡き城野宏さんの思想と哲学を後世に引き継いでいく、私の学びと共に私の言葉で伝えていくことです。

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それがしっかりしているのであれば、伝え方はいかようにでもなるはず、どの方法を選ぶかということに尽きる。


どちらを選んでもプラスはあるし、マイナスもある。現状を見る中で、どちらのプラスをとるかだけです。


マイナスも補える知恵がある、工夫ができる。例えば、事例を事前に送れば設問を投げかけることもできます。


短い時間ならグループセッションも可能だし、質疑応答もそれほど違和感なくできるはずです。


終了後にフリータイムを設けて、オンライン交流もやろうと思えば可能、もっとも昼間からアルコールは抵抗あるかも。


というわけで、戦略が決まっているから戦術は選び放題、という方向に傾きつつあるわけです。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(92)

【真のリーダーの心得 第4条】


「変革という本質的変化には時間がかかるのである」


ー 自滅するな、そしてやめるな ー


変革には時間がかかります、決して一朝一夕には達成ができません。


例えば、MG(MQ戦略ゲーム)を受講してこれがいい、自社に導入しようとしても、


経営者がワンマンで何でも決めて実施できるとしても、社内に定着するには時間がかかります。


現場に応用していくにはさらに努力が必要です。


まして、変革を決意し1人で立ち上がったとしたら、同志と協力者を得るまでの時間が必要です。


さらに面を確保するまでにはもっと長い道のりになります。


あるいはこんなこともあります、またMG研修の例なのですが、

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研修を始めてすぐに効果が出て、一気に盛り上がっていくこともあります。


社長なりリーダーが熱く燃えて、周りも共鳴してしかも現場の仕事でも成果が出る。


ところがある時にその勢いがなくなって、勢いが停滞してしまったことがあります。


停滞したままで推移してやがて、みんなのやる気が失せてしまい下降線をたどってしまう。


こんな時にはもう一度再点火を
試みるのが、真のリーダーの役割なのですが。


それとは逆にやってもやっても効果が上がらない例もあります。


もうダメかとあきらめてやめてしまうと、ここまでの「投資」も無駄になってしまう、でも多い事例です。


しかし、ジワジワと浸透いる事実を見ているリーダーはひたすらその時を待つことができます。


やがてその時が来て、一気に上昇気流に乗っていく、変革は実はこういう事例が少なくないのです。


あなたの会社ではどのパターンでしょうか。いずれにしても時間がかかるということを覚悟しておきましょう。

オフィス不要論は定着する

オフィス不要論が飛び交っている、これも新型コロナウイルス感染拡大のもたらしたものだ。


5月15日の日経オンラインに、「オフィス不要論」を論じた記事が掲載され、実態も明らかにされつつある。


接触回数を減らす、三密を避けるということを目的にテレワークを導入する企業が増えたことは事実だ。


在宅勤務することで通勤の往復がなくなり、それだけリスクが減ると同時に時間の節約にもなる。


満員電車を避けることも大事であるが、長い時間の通勤での疲労もない。


もちろんいいことずくめではなくマイナス面も少なくない、また仕事的に不可能な職種もある。


働き方改革というより、仕事の流れ(業務フロー)の改革(さらに変革)が始まったといえるだろう。


業務を一つ一つ見直してみると、必ずしもオフィスに来てやらなければならない仕事ばかりではないことが分かる。単純化できる仕事もある。


また、いちいち書類や伝票にして「物理的に」次の過程(部署)に送る必要もないことが分かった。


デジタル化できることが分かって、紙ベースの保存が不要だとなるとファイルが要らない、ファイルを置いておく棚も不要だ。


これまでは大きなサーバーを置いてデジタルデータを管理してきたが、外部クラウドを活用すればよい。


そうなれば、書類棚やキャビネットを置いておくスペースが節約できる。


週に1度か2度しか会社に来ない社員には固定した机も要らないだろう、となるとさらにオフィスの広さも。


会議も全員が一堂に会する必要はない、これまでもテレビ会議などをやろうとしたが、システムには多額の費用がかかった。


しかし、ZOOMを始めとする様々なオンライン会議システムが登場し、急速に普及しつつある。


付加機能も徐々に開発されていて、毎週のようにグレードアップしていて、プラス面を活用すれば仕事そのものが変わる。Photo_20200524184401


在宅勤務・リモートワークだとかオンライン会議というと、大きな会社でないとできないと思っていたが、そうではない。


むしろ小さな会社ほどやりやすい、小さいからこそすぐに変えていくことが可能だといえる。


時間の次は空間だ、今までのようなスペースの広さは要らないということになってくる。


既に賃貸スペースを半分前後にする企業も出てきている。F(固定費)の中でも大きい賃貸料が節約になる。


通勤や出張が減れば交通費も減る、労災事故のリスクも減ることが確実だ。


もっと極端になればオフィスは要らないという企業も出てくる、新たに起業する場合にはとくにそうだろう。


そうなって困る企業もあるだろう、新たなビジネスモデルたドメインを模索していくことになるだろう。


もう世の中は変わっているのだ、待ったなしで。立ち止まっている暇はないよ。

日曜日は徒然に

倒産件数2800件、年間での倒産予測は1万件以上(帝国データバンク情報)。


雇い止めの数も1万人を超えた(NHKニュース)といわれますが、実態はこんなものではないのでしょうね。


緊急事態宣言も全国全て解除されるように見込まれていますが、果たして大丈夫なのかな。


日常生活が戻ってくると期待も高まっていますが、これまでの自粛が功を奏していることを忘れてはいけません。


ステイホームは緩和されますが、安全意識や自粛意識を忘れてしまってはいけないでしょうし、三密はまだまだしっかりと避けるべき。Photo_20200524085101


第二波が来るのか来ないのかそれは分かりませんが、世界各地では確かに第二波と呼べる感染が起こっています。


日本は例外だ、大丈夫だと考えるよりは、大丈夫かも知れないが警戒は緩めるべきでないというのが正解かと。


目先の変化だけに、あるいは見せられている部分だけにとらわれてはいけないと、師は教えてくれました。


まだワクチン開発も道半ば、効き目のある特効薬もない(承認されていない)ということを心に刻むべきですね。


確実なワクチンができてみんなが摂取できるようになり、たとえ感染しても薬で治せる、


そういう世の中がやってきたと確信できるまでは、少なくとも私は行動自粛を僅かに緩めるくらいにします。


人ぞれぞれに思いも考えもありますから、同じようにやれよなどとは申しません。


私は、新しい流れに変わったことを感じていますから、その流れを活用できる自分に変えていきます。


ところで、日曜日のブログアップは来週31日で終了します。


6月からは「日曜日はブログお休み」というスタイルで、継続していきます。


今後とも続けてお読みいただければ嬉しいです。


これからもご安全に、ご自愛ください。

フェーズが変わっても

来週には、関東圏も含めて緊急事態が解除されそうな方向に向かっています。


全国的にも新たな感染者の数が減っており、新潟県でも昨日まで7日連続で感染者ゼロでした。


営業自粛もとくに限られた業種業態以外は、ほぼコロナ前に戻るようで「フェーズが変わる」との声も出ています。


それはそれでけっこうなことではありますが、じゃぁ完全に元通りになるかと言えば、そんなこともなさそうです。


確かに色んな制約が取り払われましたが、いったん変わった人の心が元に戻ることはないでしょう。


心が変わる、意識が変わる、それは言うまでもありませんが行動の変化です。


人間の行動変化に合わせた仕事のあり方、商いのあり方がしばらくは模索されることでしょう。


その変化に対応できない企業は、残念ながら消え去ることを運命づけられることになります。


すでにコロナ禍が引き金になっている「コロナ倒産」が出ており、今後も増え続けていくでしょう。


表に現れているのはごく僅かであり、その100倍、いや1千倍にも達するという見通しを述べる人もいます。

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このブログで何度も繰り返していますが、企業の倒産はキャッシュの行き詰まりという現象です。


先日アパレルの名門、レナウンの倒産(民事再生法適用申請)がニュースになりました。


数百億の売上規模を誇る一部上場企業ですら、たった数千万円の手形決済ができないことで倒れてしまうのです。


いや、大袈裟に言えば「たった1円」足りないだけでも行き詰まってしまうのが経営の、キャッシュの怖さです。


皆さんの会社は、ちゃんと手元流動性を高める手立て、すなわちキャッシュを準備する手を打たれたと思います。


コロナ禍の中で国や都道府県、市町村で様々な施策が発表されていますので、既に活用されていることでしょう。


先ずは給付金(持続化給付金)や協力金、それから特別融資。補助金や助成金は時間がかかりますが、申請申込を早めに。


地方税などの猶予や免除など、キャッシュの流出を抑える手立ても打っておかなくてはいけません。


ヤミ金融など、くれぐれも甘い罠には引っかからないように気を付けることも大切なことです。


社員とその家族を守る、仕入先・協力先の社員とその家族を守る。あなたの会社のお客様のためにも、


企業をずっと継続していくことが経営者の使命であり、最も重要な役割です。


このコロナ禍は、上述のように社会の変化を伴っていますから、経営のあり方も変化しなければなりません。


その実現を支えるのが一緒に働く社員さんであることを心に銘記し、明日を目指していきましょう。


今こそ心を一つにして、真の『五方よし経営』を実現するチャンスです。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(91)

【真のリーダーの心得 第3条】


「同志と協力者を一人ずつ増やしていくことが変革の過程である」


ー 点から面へ、そして主流に ー


変革は一人から始まるというのが、前回の第2条でした。


しかし、変革を意図してスタートを切っても、いつまでも一人ではコトが進んでいきません。


一人バタバタともがいていても、その成果がなかなか上がらず、周りにも見えてきません。


小さな成果でいいのですが、それが見えてこないと気が空回りしてきます。


効果が出ても周りにいる人たちは一向に気付いてくれないので、焦りが出てくることも。


そうなるとますます空回りしてしまうという、悪循環に陥ってしまうことがあるかも知れません。

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そこで必要なのは、一緒にやっていこうと言ってくれる「同志」です。


志を同じくしてくれる、あなたと同じ方向を向いてくれる仲間がぜひとも必要なのです。(イラストは横山光輝「三国志」より)


2人がつながれば「線」になりますので、周りもようやくやっていることや小さな効果に気付き始めます。


まだ影響する力は弱いのですが、変革に向けての確実な一歩が姿を見せてくれ始めます。


それでもまだ力不足ですので、さらに求めるのは「協力者」です。


一緒に動いてくれる仲間ならなおよし、支えてくれる仲間がいることは心強いものです。


そして3人集まれば、3つの点を結んでいけば間違いなく面となっていくのです。


1人の力は小さいが2人になれば2倍以上、3人寄れば数倍から10倍以上の力になっていくでしょう。


行動する仲間が1人また1人と増えていけば、だんだんと組織の中での主流の位置を確立することができます。


こうなれば変革は確実に進み始めることでしょう。


変革の過程とは、人と人とが少しずつ結びあっていくことに他ならないのです。

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